今回のお気に入りは時計、しかも機械ものです。

僕が育った家にはマントルピースがあり、その上に手巻きの古い置き時計がどっしり構えてました。
裏蓋を慎重に開けゼンマイを巻く作業は子供心にワクワク、弟には出来ない僕の役割だったのです。
ボーン、ボーンと心地良い鐘の音。そろそろおやつの時間かな?2人の弟と共に「トムとジェリー」を見ながらホットミルクを飲んだ休日の午後・・・セピア色の想い出として残っています。
学校では何の因果か歯車の勉強もしました。
そこで・・・昔と変らない音で時を刻んでいる僕の時計を2つ紹介。

    まずは僕の宝物のひとつ、IWC(International Watch Co. )の腕時計・自動巻。
これは雑記帳にも時々登場する僕の祖父(90歳)からの贈り物。
景気が良かった時に海外で買い求めたらしい逸品です。
'60年代のインターですが傷は多少あるものの祖父同様まだまだ現役です。
デッドストックの皮バンドは倉敷のアンティークショップで見つけ相性バッチリ。
タキシ−ド以外の正装時には必ずはめています。売る気は全くありません。
  もうひとつは、少年時代にタイムトリップ出来る置き時計。SEIKO社製。
表にTHREE CHIMES,7JEWELS と記されています。年代は不明。
実家の近くに古物屋さんがあって、そこの主人は柱時計コレクター。
奥の部屋は年代物のクロックだらけ。通い続けてようやく口説き落としたのがこの置き時計。
学校のチャイム他、3種類のチャイムが時を告げます。色はブラックにゴールドのポイント。文字盤はシルバー。
自宅リビングのソファーの後ろで、堂々と構えています。
 

 

 

モノを大切に出来る大人が少なくなってきています。親の影響も少なからずあるのでしょう。
値段は10倍でも15倍の寿命を与えればいいわけです。モノは喜びます。
思い入れのあるモノを身の廻りに増やしていきましょうよ。