夢のメキシコ~Lake El Salto~その2
ロスでのトランジット。
手荷物を預ける所のオジさんの「なぁんも考えてない面」。
2度も確認をした僕・・・いやな予感は的中した。
結局マサトラン空港でスーツケースとロッドケースは出て来なかった。
アラスカ航空のスタッフにクレーム。
夢のメキシコ・エルサルト
自分のタックル無しで釣りをしろと言うのか?
荷物は今何処にあるのか?
キッパリ「当方に責任はナイ」と言い切るから呆れる。
誤りもしない。
スチュワーデスは機内でガム噛んでるわ、地上係員の対応悪いわ、でもマサトランに来るにはこの経由が一番便利なんだなぁ。
ここは日本ではナイ。諦める。。最善を尽くすのみ。
Missing Baggageという紙に必要事項を書き込む。
「これで早ければ明日には届くから。」と言う係員。
待てぇ!
日本の住所は書いたケド、現地宿泊先の名前すら聞かれてないぞ!
本当に適当である。。
かなり遅れて出国し、空港ロビーでアングラーズインのドライバーとようやく合流。
マサトラン空港から湖までは車で2時間。
まずはビールで旅の疲れを癒す。
英語が通じたので、色んな話をしながらの道中。
130km/hくらいで飛ばすものの、グニャサスの米車は快適だった。
郊外へ行けば行く程、街は貧しく。しかし人々は元気。
現在の日本人が忘れかけてる風景が続く・・・
信号停車をすれば、窓拭きの少年に囲まれ
バナナ売りのオジさんが近づいてくる。
途中高速道路のドライブインにてトイレ休憩&タバコ購入。
左手に太平洋を望みながら車はひたすら北へ。
サンセットも綺麗だった。
自宅を発ってほぼ丸1日。
単独、メキシコの果てまで仲間を追いかけて来た旅。
果たして仲間達は本当にその場所に居るのだろうか?
到着前にふとそんな気がしてきた。
荒手のドッキリ企画では?(笑)。
そして・・・
遂にアングラーズインに到着。ここでその不安は一気に吹き飛んだ!ドライバーが派手にクラクションを鳴らすと薄暗いロッジの中からスタッフが飛び出して来た。
奥からは大勢のにぎやかな声と肉の焼かれているイイ匂い。
夕食会場でKiyokibasstarsの3人、プラス5人の撮影スタッフと合流出来た。
なんだか感無量。。究極の待ち合わせではないか(笑)。
早速テーブルにはウェルカムのマルガリータが運ばれてきて・・・乾杯!
初めてのディナーは、いわゆる骨付きカルビをソースに漬け込んでグリルしたモノ。
長旅の疲れも一気に吹き飛んだ。
しかし、本日の釣果がサッパリだったと言う事でメンバーの顔色が冴えない・・・
とにかく「明日があるさ」と励まし、そう言えば手荷物が行方不明だった事を思い出し逆に落ち込み、「タックルは貸してあげますから」と励まされ・・・しかし僕のリールは全て左ハンドルだった事に気づき・・・・と一喜一憂を繰り返した夜。。
ビールとフローズンマルガリータを交互に飲みながら、明日からのフィッシングに期待し、話は盛り上がり・・夜が更けた。
夜空いっぱいの星と下弦の月の下、カエルも出て来てウェルカム!酒は飲まさなかった。。
下戸だから。。
続く・・・