夢のメキシコ~Lake El Salto~その3

僕にとってのエルサルト釣行初日。

早朝5時にロッジの部屋入り口ドアが凄い音でノックされる。
ボーイがホットコーヒーと供に、宿泊客を起こしにやって来る。

眠い目を擦りながらモーニングコーヒー。

他の客と共に夜明け前の朝食を摂る。

卵はサニーサイドアップを注文。
シリアルとヨーグルトも選べてなかなかのブレックファスト。

一旦部屋へ戻り、身支度・着替えを済ませ~湖へ。

写真の時間帯は違うが、こんなモノに乗っかって移動する。

初日のガイドはルイース、メキシコ人。

残念ながらあまり英語が通じない。ボートには僕TOGGY、KiyokibasstarsのSatoshi、そしてカメラマンのT氏。

偉大なるレイク・エルサルトに来た。それだけで心躍る!

このレイクでのバス釣りは幾度となく映像で仮想体験してきた。日本のバス釣りとはスケールの違う豪快なフィッシングだ。

朝マズメ1投目からデカバスが襲いかかって来たら腰を抜かすかもしれない・・・なんて余計な心配をしながらポイントまで移動。

朝6時から11時まで、1ozのルアーを何投したか判らない・・・

            No Fish..

昨日の話は本当だった。

今年の秋に2度、サイクロンに襲われ湖は大増水。水も濁ってる。
憧れのエルサルト湖は、丸1日かけて日出ずる国からやって来たにもかかわらず、冬の日本のダム湖と何ら変わらないコンディション。ボートに付いている魚探の反応も悪い・・・

ランチタイムにミーティング。

ビールは喉を潤してくれたが、巨大なバーガーは喉を通らない。

他の客から情報収集。
ここ数日、ゲーリーYamamoto・センコーのグリーンでビッグフィッシュをあげているらしいが、僕らはTOPプラグで大物を釣るためにここへやって来たのだ。

ランチ後、1時間弱のシエスタTIME。

寝れなかった。

アングラー4人に、カメラ3台。釣らない訳にはいかないのだ!
想像を超えるプレッシャー。気合いあるのみ。

1時半から午後のフィッシングがスタート。

頻繁にルアーチェンジ。アクションも様々に試す。
ポイントもシャロー(浅瀬)、クリフ(岩盤)、ディープとこまめに移動。

しかしバイトすらない。

表層の水が濁ってて、水温も低いようだ。

魚の好奇心をくすぐり、よっぽど腹ペコでなければ水面まで上がってこないのだろうか?

Satoshiにヒット。小ちゃい・・・

17時を過ぎ薄暗くなって来た。日の入りは意外と早い。
ここでタイムオーバー。

初日、まさかのノーフィッシュ。。

あまりにも期待が大きかっただけに凹みまくった。

ターゲットは60cmオーバー。10ポンドの魚なのに・・・

ディナーは分厚いステーキ。
フローズンマルガリータで流し込みながら半泣きで喰べた。
会話も弾む訳がナイ。

夜遅くまで、明日の対策を話し込む。

ボーイキャプテンのラモーンにガイドのチェンジが可能なのか相談。ガイドを仕切るTONYに話してくれる事になった。

お互いの国のタバコを交換して吸いながら、深夜まで大笑いしながらスパニッシュと日本語の勉強(ほぼ下ネタ)をした。

しかしメキシコ人はよく笑い、そしてよく働く。

彼とのひと時が明日への活力となった。

続く・・・