スタッフ強化合宿3。
小雨降る中、貸し自転車で駅近くの転車台まで戻る。
そこには既に多くの鉄道ファンや家族連れの姿があった。
「転車台」
そうです。
現代の電車は前後関係なく動くので、この転車台は各地から姿を消しています。
鉄ちゃんのディレクターから解説を受けながら、SLの入場を待ちます。
キタッ!
C56 愛称「高原のポニー」は、前回乗車したSL。
そして現れたのは、D57 愛称「貴婦人」!
長いっ! 綺麗だっ!
転車台に1台ずつ乗って方向転換。一旦 水を補給し、石炭も扱ってる。
こんな風に蒸気機関車が廻る光景を初めて目の当たりにした。感動だ!
元来乗り物好き、そして黒が好き、更に鉄の塊が好きな私。
や、やばい。。鉄ちゃんディレクターに感化されて来た。。。
レンタサイクルの2時間が迫って来たので返却。
歩いて島根の郷土料理「うずめめし」を提供する店「ふるさと」へ。
この出汁ご飯を混ぜると、セリや豆腐、しいたけなんかが出て来て美味。
帰りの運転はナイので、ビールもグピッ。最高です。
その後は自由行動、ボクは徒歩で再び白壁のメインストリートへ。
気になるギャラリーがあったので立ち寄る。
「ギャラリー クンストホーフ」
陶芸家の中尾厚子さんと、ドイツ在住の息子・成さんのギャラリー。
萩の土を使い、灰かぶりのようなゴツゴツとした茶碗が目に止まった。
その他、様々な土や技法で焼かれた大小陶器の数々。
ダイナミックで研究熱心な陶芸家さんだなぁという印象。
近所の和菓子店にて、こちらも名物「源氏巻き」を購入。
15時半過ぎ津和野発のSLやまぐち号に乗車(クルマは弟子に託し)
新山口まで2時間ちょっとの列車の旅が今回の最終目的。
SL2両の重連で客車を引っ張るので、発車の感覚が前回を違ってアナログ。
更に煙りの量が倍以上!トンネルで窓を明けたら大変な事になりそうだ。
山陰の田園やりんご園、そして山々の緑を車窓から眺めながら・・・
またまたビールで宴席。1時間を過ぎたところで眠気に襲われてしまう。
撓わに実った稲穂が陽に照らされ黄金色だった。
さて、今回の強化合宿で果たして番組パワーはアップするのであろうか?
宿泊した横道から津和野までは、川沿いの道を30分ちょっと。
美しい川を横目に見ながらのドライブは実に気持ちいい。
僕自身初めてやって来た津和野駅。
駅横の市営駐車場にクルマを停める。
ここにはD51が屋外展示されている。
駅前のレンタサイクルでママチャリを借りる。2時間500円。
白壁の城下町をフラフラフラ~。
で、本日の強化メニュー! 階段登り!
自転車で10分程の場所にある「太鼓谷稲成神社」
こちらは、朱色に塗られた鳥居が続く階段で有名。
鳥居1本15万円で名札が打ち付けられます。いかがですか?
「神社まで8分」と表記されているけれど、10分以上かかります。。
到着してガッカリしたのが、すぐ下に駐車場があり簡単に登れたという事実。
いやいや、是非徒歩で朱色の鳥居をくぐりながら登ってください。
ご利益も違うでしょうから。
ひと汗かいて、待っていたのは・・・そう! SLです。
キターッ~!
この日は重連と言って、SLが2台並んで客車を引っ張る希少なチャンス。
街中を黒煙あげながら勇壮に駆け抜ける黒い鉄の塊。
写真撮影後は、再び階段で下界まで降り自転車で「SL転車台」まで。
途中、学生気分を味わう我々。
楽しい合宿はまだまだつづく・・・。
午前3時すぎ。
ロフトに寝ているスタッフ(140kg)から放出される
地響きの様なイビキに起こされる。地震もしくは雷のようだ。
外はまだ暗い。渓流釣りに独り出かけるには装備不足。
午前5時。
虻(あぶ)が耳元に近づき再び目覚める。 外はまだ暗い。
スタッフのイビキは尚続き、目覚める気配すらナイ。
結局起床は6時半。
鍋をお玉で叩き1時間のウォーキングをする旨を伝え
ボクは独りで川を下った。
昨日のリベンジ。
フライフィッシング区域のスタート地点から川を登りながらの釣り。
ウェーダーは無い。スポーツサンダルで足が凍りそうに冷たい。
しかし朝の木漏れ日を心地よく浴びながら、一投一投に集中する。
レンタル竿に付いているフライはパラシュート一種類のみ。
初心者で道具も厳しい状況。
ヤマメの動きは早く、一旦毛針を口にしても合わせないと吐き出してしまう。
今回、やはり獲物を捕らえる事は出来なかった。
やばい。渓流は50代の趣味として残しておきたかったが
早くも悔しさからくる探求心が・・・繊細な釣りに心動かされてしまった。
ウォーキングから帰って来たスタッフ撮影。
朝食は地元のオバちゃん手作り和食。
みそ汁も田舎風。瓜の漬け物も美味しかった。
食後のコーヒーを芝生上で飲む。
気温は20℃を下回っている。風が本当に気持ちイイ。
この後、片付けをして更にプラ野球をひと試合。
校舎を後にし、次の目的地「山陰の小京都・津和野」へ。